- SOUNDPEATSから新しいイヤホンCapsule3 Proが発売されたけど・・・
- 同じ低価格帯のワイヤレスイヤホンと比べて評判はどうなのかな
- 音質だけでなく着け心地なども利用者の感想を聞いてみたいです
初めてのワイヤレスイヤホン選びで、安さに惹かれて購入したら音質に満足できず買い直すケースが少なくありません。
ワイヤレスイヤホン選びって結構難しいんだね
この記事を書いている僕はオーディオ歴35年ほど。家計に負担を掛けないよう、家族の分も含めて低価格帯のよさげなイヤホンを何度も購入してきました。
お小遣いが少ないから当然だわ
そんな僕が今回、新しく2022年12月に発売されたSOUNDPEATS(サウンドピーツ)製イヤホン「Capsule3 Pro」を2週間使い倒したので感想をレビューします。
この記事を読めば「SOUNDPEATS Capsule3 Proが価格に見合った満足できるワイヤレスイヤホン」かが分かります。
結論を先に言っちゃうと、1万円以下の低価格帯イヤホンの中では、完全に「買い」ですね。
もちろん、僕が所有している他社製品との比較もしてレビューしますね。
では、どうぞ。
SOUNDPEATS(サウンドピーツ)Capsule3 Pro開封の儀
とりあえず開封から。
この瞬間がワクワクしてたまらないぜ
なんとVGP2023で金賞とのこと。
※VGP(ブイジーピー)は、オーディオビジュアル関連製品の日本国内最大級アワード。詳しく知りたい方はこちら。
まず驚いたのは高級感。1万円以下でここまでクオリティーの高い外観のワイヤレスイヤホンは初めてだったので期待できますね。ケースの大きさも十分コンパクト。
ブロンズ色が高級感を出してるわね
付属品は上記の通りで、「充電ケース」「イヤホン本体」「イヤーパッド」「充電ケーブル」「取説」が入ってます。
イヤーパッドは「S」「M」「L」の3種類で、「M」がはじめから装着されてました。
SOUNDPEATS Capsule3 Proの音質を徹底レビュー
まずは、ざっくりな感想ですが、悪くないですね。
とは言え、十分満足な音質にするには専用アプリの設定がキモとなります。
では、詳しく解説します。
音質は1万円以下の中では上クラス【ハイレゾ音源】
まず、聞いてみて思ったこととして、ホールにいるようなクリアな音質でビックリ。
高音質の秘密は、ハイレゾオーディオワイヤレス認証コーデック「LDAC」に対応した為のようですが、じつはLDACはiPhone非対応です。
スマホのiPhoneユーザーってめっちゃ多いって聞いたことあるぞ
だから今回、あえてiPhoneにて他社との聞き比べをしてみましたが、それでも十分いい音でした。
また、周波数帯も従来であれば20kHzまでのところを、40kHzまで広げたとのこと。
20~40kHz間の音が入るとさらに再現性が高まるんだって
正直、このクラスのワイヤレスイヤホンもここまできたかと。
益々、3万円以上するAppleの「AirPods Pro」やSonyの「WF-1000XM4」はマニア向けのイヤホンとなってしまった印象です。
僕も含め、我が家でこれ以上の高音質ワイヤレスイヤホンは要らないですね。
だって、雑音のない静かなオーディオルームとかで使うわけではないから、こだわりすぎても意味がないでしょ。
低価格帯とは思えないノイズキャンセリング性能
勘違いしてほしくないのは、この価格帯ならノイズキャンセリング性能も合格レベルだと僕は思います。
※詳しくは以降の「専用アプリの章」にて解説
その根拠はなんなの?
だって、オーディオ製品ってある程度は性能と価格は比例していて、例えば「AirPods Pro」と同じ性能をこれに求めるのは正直、違うでしょってこと。
とは言え、ここまで周囲の雑音をカットできたら十分ですよ。
世の中の意見はどうなのよ
Amazonのレビューではノイキャンの効きが弱いと言った厳しい意見もありますが、そういう方は選ぶイヤホンを間違ってる。
まあ、僕は電車とか自転車とかあまり乗らないので気になりません。
専用アプリでさらに自分好みの調整が可能
SOUNDPEATS Capsule3 Proにはスマホ専用アプリ「SOUNDPEATS」が用意されています。
⇩ダウンロードはこちらから。
そして、以下の機能に対応しています。
イコライザー
イコライザーで調整すれば、さらに自分好みの音質に設定可能。実際、クラシック音楽はイコライザーでめっちゃいい音になりました。
だからイコライザー機能はメッチャ嬉しかったけど、1パターンしか覚えられないのはちょっと残念。最低3つくらい登録できるとよかったなあ。
ノイズキャンセリング
ANC(アクティブノイズキャンセリング)は1万円以下とは思えないレベルで、けっこう周囲の音が小さくなり効果あり。正直ここまで期待していなかっただけに、いい意味で裏切られました。
ちなみに外音取り込みモードは、普通にそれほど違和感なく聞こえます。まあ、この機能を重要視する人って少ないかもですが、ちゃんと聞こえるので大丈夫ですよ。
ゲームモード
ゲームモードをオンにすると確かに遅延は軽減されますが音質は若干落ちてる印象で割り切って使うしかないですね。ゲームは音質より遅延をなくす方が優先だからOKでしょ。
装着感もよく、軽量で素晴らしい
ご覧の通り、イヤーパッドは「S」「M」「L」の3つのサイズで調整可能。
僕は耳の穴が小さいので「S」ですが、程よい柔らかさで装着感は悪くない。
また、この軽さはAirPods Proに引けを取らないほど優秀ですね。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro :約5g
Apple AirPods Pro(第2世代) :5.3g
Sony WF-1000XM4 :7.3g
Sonyは相変わらず重い。って言っても2gだけなので、重量より好きな音質で選ぶべきですよ。
僕はジョギングでも使うから重さは割と重要視してるので、Sonyは選択肢に今のところありません。いい音なのは分かってるけど、ごめんなさい。
他社のワイヤレスイヤホンと比較評価
以下、所有している低価格帯のワイヤレスイヤホンと比較をしてみます。
- AUKEY EP-T21
- Nokia Essential E3103
【ご注意】評価はかなり個人的な見解です。参考程度にしてください。
※同じ土俵で比較するという意味で、ノイズキャンセリング機能は評価対象から外しました。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro | AUKEY EP-T21 | Nokia Essential E3103 | |
---|---|---|---|
総合評価 | |||
音質(高音域) | |||
音質(中音域) | |||
音質(低音域) | |||
装着感 | |||
形状タイプ | カナル型 | カナル型 | インナーイヤー型 |
価格 | 約8,500円 | 約3,000円(廃番) | 約5,000円 |
上記のとおり。
評価の結果、SOUNDPEATS Capsule3 Proの圧勝でした。低音域はしっかりと深みもあり迫力十分。高音域も他社では聞こえない音も繊細に聞けた。
もうちょっと分かりやすい表現で教えてよ
総合すると高音から低音まで表現力が豊かで、ボーカル・ギター・ベース・ドラム、どの音もリアルに包まれる感じで心地よかった。
価格にも技術の差がはっきりと出ています。
とは言え、形状タイプは人によります。カナル型は耳の穴をふさぐ為、長時間使っていると耳が痛くなってくるからイヤだって人も多いので。
我が家では、ママと娘は「インナーイヤー派」です。音が良くてもSOUNDPEATS Capsule3 Proは絶対に選びません。
やっぱり耳が痛くならないインナーイヤー型で私は十分よ
まあ、僕もカナル型を初めて使ったとき違和感があったけど、慣れの問題ですね。
世間の口コミ・評判をチェック → 悪くないですね
僕だけの評価では物足りない方もいると思いますので、世間の口コミや評判はどうなのか、SNSを中心に調査してみました。
メリット・デメリットを簡単にまとめると以下の感じで、世間の評判も悪くないですね。
メリット | デメリット |
---|---|
電車内で静かに過ごせる 着け心地がいい 安すぎて神 気に入って2個目を買った | 長時間の使用には向かない イヤーピースの装着に違和感がある Bluetoothが切れて再接続することがある |
上記のとおり、メーカーのツイートでも「Capsule3 Proは、価格に対して全体的に良いパフォーマンスを発揮し、特に音質とANC(アクティブノイズキャンセリング)の面では優れています。より優れた音質やより効果的なノイズキャンセリングを提供するイヤホンはたくさんありますが、その場合の価格はおそらく倍になるでしょう。」とあり性能に対してコスパの高さが強みとのことです。
実際、僕も使ってみて同意で、このツイートには誠意を感じますね。
SOUNDPEATS(サウンドピーツ)Capsule3 Pro スペック一覧【片耳しか聞こえない・片耳モードあり】
僕が使った感想だけでは性能が伝わらない方もいると思うので、メーカーが公表しているスペックも紹介しますね。
項目 | 対応内容 |
---|---|
メーカー | SoundPEATS(サウンドピーツ) |
モデル名 | SOUNDPEATS Capsule3 Pro |
接続方式 | 無線(Bluetooth5.2仕様) |
形状 | カナル型(インイヤー) |
ドライバー | 12mmバイオセルロース製ダイナミックドライバー |
コーデック | LDAC対応 |
ノイズキャンセル機能 | 有(アクティブノイズキャンセリング) |
片耳モード | 対応 |
ハイレゾ再生 | 対応 |
マイク | 有 |
本体寸法(ケース込み) | (L)50.07 (W)67.31 (H)25.9 mm |
重量 | (イヤホン/片側) 約5g (充電ケース+イヤホン両側) 約48g |
防水規格 | IPX4 |
再生時間 | イヤホンのみ:最大8時間 ケース使用時:最大52時間 |
専用アプリ | 有 |
伝え忘れてたけど、僕の中で重要な機能として、片耳しか聞こえない「片耳モード」が対応しているところ。寝るときに横になってスマホでYouTube見ることが多いので、片耳しか着けれないから。
ちなみに、ケースから左右ともイヤホンを取り出しているのに片耳しか聞こえない場合は、両方とも一度ケースに戻しましょう。
また、イヤホンを左右とも取りだせば、両耳聞こえるようになるはずよ。
すげー安い無名メーカーはこの機能がないことがあるので要注意ですよ。
まとめ.SOUNDPEATS Capsule3 Proは価格以上の性能でコスパよし
今回、ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」をレビューしました。
結論として「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」は、高音から低音までバランスのいい高音質サウンドを楽しみたい人におすすめです。
専用アプリのイコライザーで自分好みに調整可能なのがやっぱりポイントですね。
1万円以下でコスパ最高なイヤホンが欲しい方、1万円以下でもノイズキャンセリング機能搭載にこだわりたい方にピッタリかと思います。
じゃあ、またね。