- SOUNDPEATSからワイヤレスヘッドホン「Space」が発売されたけど･･･
- オーバーヘッド型なのに7千円って安すぎだから期待しすぎはダメだよね･･･
- できれば音質とか使用感など、実際に使った人の感想が聞きたいなぁ･･･
野外での使用でも若者に人気のオーバーヘッド型ワイヤレスヘッドホンですが、最近は3千円程の安物も出回り、どの程度投資すれば満足できるレベルなのか分かりにくいのが現状です。
にいにたしかに人気の「Beats」は安いモデルでも1万円以上するからなぁ
この記事を書いている僕はオーディオ歴35年ほど。家計に負担を掛けないよう、低価格帯のよさげなイヤホンやヘッドホンを購入するのが趣味になってます。
ねえね残念ながら富裕層じゃないから、仕方ないわね
そんな僕ですが今回、新しくSOUNDPEATS（サウンドピーツ）から発売されたワイヤレスヘッドホン「Space（スぺイス）」を手に入れたので、使い倒した感想をレビューしたいと思います。
この記事を読めば、「SOUNDPEATS Space」の実際の音質や使用感などが分かります。
先に結論を言っちゃうと、7千円以下のクラス帯なら間違いなくコスパ最高です。
ついでに同社のワイヤレスイヤホンとの違いも比較してレビューしますね。
では、どうぞ。
SOUNDPEATS Spaceワイヤレスヘッドホン開封の儀
商品が届いたので、まずは開封から。
高級感すら感じるパッケージボックスに、型取りされた柔らかいスポンジ内に本体が収納されており好印象。
最初に驚いたのは、本体成形の精度。その外観から安っぽさが全く感じられず、約7千円とは思えない作りです。
パッドの光沢や質感、柔らかさも僕好みで第一印象は合格と言ったところ。
付属品は、説明書と充電ケーブル、3.5mmオーディオケーブルだけなのでシンプルです。
にいに3.5mmオーディオケーブルが付属しているってことは、つまり･･･
ねえねそうよ、「SOUNDPEATS Space」は有線でも接続可能よ♬
とは言え、ワイヤレス接続でのANCモードが優秀なので使うことはないでしょう。
SOUNDPEATS Spaceの基本スペックとアピールポイント
音質レビューの前に、こちらでは「SOUNDPEATS Space」の基本スペックとアピールポイントを解説します。
アピールポイントは、以下5つに絞りました。
- アクティブノイズキャンセリング（ANC）機能
- 40mmドライバー搭載
- 123時間連続再生可能
- 低遅延ゲームモード搭載
- 快適な着け心地&折り畳み可能
では、それぞれ簡単に解説します。
基本スペック
| Bluetooth仕様 | Bluetoothバージョン：5.3 対応プロフル：A2DP,AVCTP,AVDTP,AVRCP,HFP,HID 対応コーデック：AAC,SBC 通信範囲：10M |
| バッテリー仕様 | バッテリー容量：1000mAh 最大再生時間：約123時間 充電ポート：Type-C イヤホン本体 充電時間:約2時間 |
| サイズ・重量 | 本体寸法(L*W*H)：165*187*85mm NET：264g CROSS：565g |
| カラー | ベージュ、ブラック、ホワイト |
| 付属品 | SOUNDPEATS Space本体 充電ケーブル 3.5mmオーディオケーブル 取扱説明書 アプリマニュアル |
ポイント１：アクティブノイズキャンセリング（ANC）を採用
可聴域で最大35dBというノイズ低減効果を実現したノイズキャンセリング機能を搭載。周囲の雑音をしっかりカットして、音楽の世界に没入できます。
ポイント２：カーボンファイバーコンポジット40mmドライバーを搭載
カーボンファイバーコンポジット大口径40mmドライバーを採用することで、楽曲の奥にある細かな音や響きも感じられるよう設計されています。
ポイント３：最大123時間連続再生可能
1000mAh大容量のバッテリーを内蔵し、省電力設計により1回のフル充電で最大123時間の連続使用が可能。1日4時間なら1ヶ月程使用できます。
ポイント４：低遅延ゲームモードを搭載
Bluetooth5.3に対応し、65msの低遅延を実現するゲームモードを搭載。遅延の少ないストレスフリーなスマートフォンによるゲームプレイが可能。
ポイント５：快適な着け心地&折り畳み可能
柔らかい低反発ウレタン素材を採用したオーバーイヤー型カップが快適な着け心地を実現。また、折りたたみ（左右のスピーカー部がそれぞれ90°に回転）が可能なのでバックに入れやすい。
SOUNDPEATS Spaceの音質を徹底レビュー
まずは第一印象として、お値段以上の価値ありですね。
特にANCをオンにすると、世界観がガラッと変わり、音楽の世界へ引き込まれます。
では、詳しく解説します。
ANC（アクティブノイズキャンセリング）の効果は想像以上
まず、ANC（アクティブノイズキャンセリング）の効果に驚きました。周囲のノイズを大幅にカットし、音楽が引き立ちます。
にいにようするに想像をはるかに超えてたってことだな
価格的にあまり期待していなかっただけに、いい意味で裏切られました。
ねえねだけど外の音が聞こえなくなるから野外では危なくない？
そのとおりで、歩きながら野外で聞く場合は、本当に危ないのでANCをオフ（パススルーモード）にして使うのがベターです。
とは言え、ボタン一つで簡単に切り替えられます。
専用設計の大口径40mmドライバーが幅広い周波数音源を再現
まず聞いてみた音楽は、Norah Jonesの「Come Away With Me」。
彼女の歌声だけでなく、ピアノやベース、ギターまで美しく再生してくれた。
ちょっと大げさな表現かもですが、まるで目の前で演奏してくれているような感覚さえあった。
そのぐらい、ボーカルが中心に引き立ち、バランスのよい音作りです。
お次は、King Gnuの「白日」。
この曲は割とスローテンポなロックですが、あまり音の厚みを感じませんでした。
そこで、専用アプリ「SOUNDPEATS」のイコライザーでロックを設定したところ、低音がグッと広がり、かなり僕好みに近づきました。
にいに音に拘るなら専用アプリは必須ってわけね
総評として、僕の感覚的には中級クラスの3WAYステレオで聞いているぐらい心地よい響きだった。
おそらくカーボンファイバーコンポジット素材を使用した40mmドライバーが、繊細なレンジから迫力あるレンジまで90点以上を取るのにベストな設計だったのでしょう。
ねえねほんと、企業努力がすごいわね！
満足度を上げるには専用アプリでのイコライザー設定がおすすめ
上記で少し触れましたが、本ヘッドホンはイコライザーを細かく設定できる専用アプリ「SOUNDPEATS」に対応しています。
もちろん、イコライザーの調整が面倒な人は「クラシック」や「ロック」など10種類以上のメニューから選ぶことも可能。
にいにちなみにアプリなしでも、ANCモードの切替えは出来るので、そこまでこだわらない人はインストール不要だよ。
人によって好みの音色は違うので、ぜひ、自分だけの音を作ってほしいですね。
長時間の使用でもOK！強すぎず弱すぎずちょうど良い装着感
本体は、ベルト部が頭の大きさに合わせて伸縮され、ベストポジションで装着が可能。
パッドの柔らかさと、程よい押しつけ圧が長時間使っていても苦になりませんでした。
ねえね押しつけが弱いと、野外での移動でズレちゃうよね？
試しに3kmほど散歩してみたところ、まったくグラつきなくいい感じでした。
にいにいいことばかりだけど、気になる点はなかったの？
ただし、注意点として、パッドはめっちゃ大きくはないです。僕は男性の中では平均より大きめの耳だと思いますが、ピッタリ収まるぐらいの大きさ。
本当に耳が大きい人にはパッド径が小さく感じるかも知れません。
同社のカナル型のワイヤレスイヤホンとの比較
僕は同社のカナル型のワイヤレスイヤホン「Capsule3 Pro」を所有しています。
オーバーイヤー型とどちらにしようか迷う方のために、僕なりに比較して評価してみます。
| SOUNDPEATS Space | SOUNDPEATS Capsule3 Pro | |
|---|---|---|
| 総合評価 | ||
| 音質(高音域) | ||
| 音質(中音域) | ||
| 音質(低音域) | ||
| 装着感 | ||
| 持ち運び | ||
| 形状タイプ | オーバーヘッド型 | カナル型 |
| 価格 | 約7,000円 | 約7,000円 |
上記のとおり。
評価の結果、お互いメリットとデメリットがあり、総合評価としては同点ですね。
正直、音響空間の広がり（臨場感）はオーバーヘッド型の「Space」の方が軍配が上がりますが、「Capsule3 Pro」も同価格でよく出来ているなあと再認識しました。
ポケットに入れて持ち運びたいのなら「Capsule3 Pro」ですが、音質重視なら「Space」をおすすめします。
まとめ．SOUNDPEATS Spaceは7千円以下クラスでコスパ最強
今回、ワイヤレスヘッドホン「SOUNDPEATS Space」をレビューしました。
結論として、7千円以下のオーバーヘッド型ワイヤレスヘッドホンの中で、間違いなくコスパ最高の１つかと思います。
特に、アクティブノイズキャンセリング（ANC）の効果は絶大でお値段以上の性能ですね。
とは言え、野外の移動中では絶対にパススルーに切り替えてください。音質はかなり落ちますが、ケガをしないために大事なことです。
本記事がワイヤレスヘッドホン選びの参考になれば幸いです。
じゃあ、またね。