こんにちは。
パソコン選びでこんな風に悩んでいませんか。
パソコンのCPUって「Intel Core」と「AMD Ryzen」があるけど難しすぎだよ。いったい、どっちがいいの?
今回、こういった悩みにお答えします。
初心者がはじめてのパソコン選びでまず最初に迷うであろうCPU。そして多くのPCに採用されているのが「Intel Core」と「AMD Ryzen」の2強CPUである。
正直パソコン初心者ならそこまで気にしなくてもいいよと言いたいところ。だって、スマホを購入するときCPUを気にして購入しましたか?
たしかにスマホにだってCPUは存在するのに「iPhoneだからOK」とか「Xperiaだから最高」とか言って気にしてなかったわね
とはいえ、やっぱり少しでいいから「Intel Core」と「AMD Ryzen」のことを理解して購入することをおすすめしたい。なぜなら自分で納得して選んだ方がPC愛が高まるから。そう、パソコンを使い続けるのに愛着ってとっても大事なんです。
いきなりですが、本記事の結論を先に言っちゃいます。
本記事の結論
- 自分で選べない人 → 「Intel Core」がおすすめ
- コスパ重視な人 → 「AMD Ryzen」がおすすめ
本記事では初心者のためにCPUについて最低限の専門用語でわかりやすく解説します。
やさしく説明しなさいよ
この記事を書いている僕はエンジニアでパソコン歴30年以上。
会社ではパソコン調達担当として多くのノートPC選定・購入実績あり。
自宅でも常にパソコンに向き合うコンピューターオタクなのだ。
CPU「Intel Core」と「AMD Ryzen」はどっちがいいか
「Intel Core」はアメリカの半導体メーカーである「Intel(インテル)社」が開発したCPUです。インテル社の歴史は古く1968年設立されました。
そして「AMD Ryzen」もアメリカの半導体メーカーである「AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)社」が開発したCPUで、AMD社の設立はインテル社の1年後である1969年とほぼ同時。
一般的にAMD社はインテル社の互換CPUを安く開発しているイメージが強いですが、じつはその昔、AMD社はインテルのプロセッサを製造し供給していた会社のひとつでした。
なんだか、切っても切れない関係だね
そんな歴史がありつつも、現在、それぞれに魅力的な特徴があるから、みんな悩んじゃうわけです。
それぞれ最大の特徴をあげると以下と通り。
- 安定と信頼のIntel Core
- コスパ最高のAMD Ryzen
では、それぞれ簡単ですが深掘りして解説しますね。
Intel Coreの特徴とは。メリット・デメリットをやさしく解説
IntelのCPUは昔から各メーカーに採用され、日本ではPCの歴史が長いNECも多く採用してきました。その昔Pentium(ペンティアム)というCPUが出たときは処理速度がグッと向上しエンジニアの僕としては興奮したのを今でも覚えています。
それはさておき、現在Intelで主流なCPUは「Core i」シリーズです。大きく分けて以下4種類。
- Core i3
- Core i5
- Core i7
- Core i9
数値が大きい方が高性能で処理速度が速いです。
じゃあ、Core i9を選べばOKってことだな
そうですと言いたいところですが価格もグッと跳ね上がる。まあ、予算と相談ってことになるでしょう。
Intelのメリットですがパソコンを使い続けてきたエンジニアの僕が言うならば「安定動作」でしょう。長年、業界のトップを走り続けてきた信頼性はハンパないです。
たしかにCPUと言えばIntelって言うイメージは強いわね
では逆にIntelのデメリットをひとつあげると「価格が高い」ってことですね。後で解説するAMDに比べ、高値の傾向があります。
Intelはやっぱりブランド品って感じがするね
もっとインテルのこと知りたいって方は、こちらの「Intel Wiki」サイトがおすすめですが、初心者が読んでも何のこっちゃなのであしからず。
ちなみに、CPUのスペックで「Core i9-11900」などと書いてあったりするが、11の部分が「第11世代」を表しており、この数値が大きい方が新しく開発されたCPUってわけです。
じゃあCore i5-9600なら第9世代ってことね
僕から言わせたら初心者はここまで気にする必要なし!予算に合わせて「i3~i9」どれにしようか考えればOKですよ。
AMD Ryzenの特徴とは。メリット・デメリットをやさしく解説
AMD(エーエムディ)についてはIntel Pentium対抗のAMD K6など歴史を振り返るとキリがないですが、僕の中ではやっぱりRyzenでめっちゃバズったイメージです。とくにゲーミングPCではその存在感が大きい。とはいえ、各社メーカーのノートパソコンでも普通に採用されており、いまやインテルと変わらない知名度な感じです。
さて、言わずもがな現在AMDの主力CPU「Ryzen」ですが、大きく分けて以下4種類です。
- Ryzen3
- Ryzen5
- Ryzen7
- Ryzen9
なんかIntelの「Core i」と数字がよく似てるなぁ
「Core i」と「Ryzen」は同じ数字が対抗馬と思ってOKです。だからRyzenも数値が大きい方が高性能ってわけです。わかりやすいでしょ!
では、Ryzenの最大のメリットを上げると、やっぱり「コスパが高い」ところでしょう。例えば同じPCで「Core i5」モデルと「Ryzen5」モデルを比べると大抵Ryzenの方が安い。だから予算がない人はRyzen搭載モデルを選んだ方が高性能で満足できる可能性大ですね。
Ryzenサイコーね♬デメリットはないのかしら?
逆にRyzenのデメリットですが、安いがゆえなのか人によっては信頼性が低いところでしょうか。とはいえ、Ryzenのマルチスレッド性能(異なる処理を同時に実行する性能)はすごく、動画編集などに向いている。
Ryzenのことをもっと知りたければ「AMD Wiki」にかなり詳しく書いてあるのでお暇ならどうぞ。ただし、初心者には内容が難しくて楽しくない可能性が高いですが。
Ryzenも型式の後ろの数値が世代を意味してるのか?
そして、Intel同様にCPU型式の後ろの数字「AMD Ryzen 5 3600」の3が世代を表しており数値が大きければ新しいって言う感じで覚えておけばOK。ちなみに6の部分も数値が大きい方がさらに高性能になります。
CPU「Intel Core」と「AMD Ryzen」を簡単な比較表で解説
では「Intel Core」と「AMD Ryzen」を簡単に表で比較してみます。
Intel | AMD | 性能 | 価格 | どんな人向け |
---|---|---|---|---|
Core i3 | Ryzen3 | よい △ | 安い | ネットやメールやYouTubeを観たい |
Core i5 | Ryzen5 | けっこうよい 〇 | ちょっと高い | 趣味だけじゃなくビジネスにも使いたい |
Core i7 | Ryzen7 | かなりよい 〇 | かなり高い | 動画編集やゲームだってやりたい |
Core i9 | Ryzen9 | めっちゃよい ◎ | めっちゃ高い | どんなことでも超快適にやりたい |
上記のように、性能が高ければ価格も高いですがストレスなく快適に動くようになります。とはいえ、その性能を使わない人が大金を使うのはどうかと思う。
目安として、動画編集のような重たい作業をしたい場合は「Intel Core i7」と「AMD Ryzen 7」以上を選びましょう。
僕が2年ほど前に購入したノートPCのスペックを紹介します。
【CPU】Intel Core i5-8265U
【メモリ】8GB
【SSD】512GB
このPCで「ネットサーフィン」「YouTube視聴」「資料作成」「ネットショッピング」「本サイト作成」など何でも快適に使用しています。
SSDの容量は512GBもいるのか?!
ちょっと贅沢しました。通常使用なら256GBでも十分な容量ですよ。
まとめ.自分で決めれない初心者は「Intel Core」を選ぼう
いかがでしたでしょうか。
本記事ではザックリですが「Intel Core」と「AMD Ryzen」の違いを解説しました。
違いは何となく分かったけど、結局、どっちを選べばいいの?
僕はいつも、自分で決められない方には「Intel Core」をおすすめしています。エンジニアとしてパソコンマニアとして使い続けてきた経験から、なんだかんだ言ってIntelは信頼が高いんです。
どうしても心配な方は少々高くても「Intel Core」を選びましょう。
初心者はIntelで安心も手に入れればOKってことね♬
とはいえ、「AMD Ryzen」の優位性を理解していたり、べつに心配なんかしてねーよって人は、コストパフォーマンスが高い「AMD Ryzen」を選べば同じ予算でも高性能なパソコンを手に入れられる可能性大なので完全にありですよ。
そんな感じ。少しでもパソコン選びで参考になったのなら幸いです。
ではお互い、お気に入りを手に入れてパソコンライフを楽しみましょうー!
じゃあ、またね(*^^)v