こんにちは。
パソコン選びでこんな風に悩んでいませんか。
パソコンのメモリをいくつにしたらいいか知りたい。容量が大きければ大きいほどよいって聞くけど、、、選び方ってないのかな。PCに詳しい方の意見が聞いてみたいです。
今回、こういった悩みにお答えします。
初心者がパソコン選びで迷うスペックのひとつにメモリ容量があります。4GB、8GB、16GBなどPCによって容量はさまざま。メーカー直販サイトなど、機種によっては容量を選ぶことだってできる。
とにかく大きいメモリ容量を選んでおけば後悔しないのでは・・・
メモリが大きいほうがPCは快適に動きますが、価格もグッと上がります。って言うか、CPUの性能や用途によって大きすぎても容量を使いきれず意味ないことになるので注意が必要。
本記事の結論
とはいえ、メモリについて少しでいいから理解してPCを購入してほしい。なぜなら少しでも納得して買ったほうが間違いなく満足感が上がるから。
たしかに自分で選んだPCなら愛着も出るわね
本記事では初心者のためにメモリについて最低限の専門用語でわかりやすく解説します。もちろん、用途別に選ぶべき目安の容量も教えますね。
この記事を書いている僕はエンジニアでパソコン歴30年以上。
会社ではパソコン調達担当として多くのノートPC選定・購入実績あり。
自宅でも常にパソコンに向き合うコンピューターオタクなのだ。
そもそもメモリって何?PC内の役割をわかりやすく解説
PCの中にはコンピューターテクノロジーを駆使した電子回路基板やパーツがギッシリ入っていますが、PC性能に大きく影響する3大パーツとして「CPU」「メモリ」「ストレージ(SSD or HDD)」があります。
それぞれの役割を「チャーハンを作るお料理」に例えてみます。
- CPU → お料理する人
- メモリの大きさ → 鍋の大きさ
- ストレージの中のデータ → 食材
家族4人分のチャーハンを作るときの料理回数はどうなるでしょうか。
- 「1人前用の小さな鍋」を使ったら4回料理
- 「4人前用の大きな鍋」を使ったら1回料理
上記の通りで、②の方が1回の料理で済むから圧倒的に短時間で作れます。
メモリの意味と役割が何となく分かったでしょうか。
要するにメモリとはデータ処理を実施する領域のことで、メモリ(鍋)が大きいほうがデータ処理(料理)が速くなります。
もっと難しいと思っていたけど、意外と簡単だったね
別にエンジニアでもない一般の方なら、こんなイメージの理解でOKです。
ちなみに昔はモーターで動くHDDが主流でしたが、HDDってメカ機構のため動きが遅いのがデメリットでした。しかし、近年のPC高速化にはモーターのない半導体で高速に動くSSDが必須なので、必ずメインドライブがSSDであるかをチェックしましょう。
とはいえ、HDDは大容量で低価格なのがメリットなので、データ保存用のセカンドドライブとしては完全にありです。
メモリは大きければ大きいほどよいってわけじゃない!
どうでしょうか。メモリの役割が何となくでも分かればOKです。
やっぱりメモリはできるだけ大きい容量を選べばOKだな
じつは高額な大容量メモリにしても意味のないことになる可能性があるので注意が必要です。
上記の料理で説明すると、毎回1人前の注文しか入らないのに「4人前用の大きな鍋」を使っても、その性能をフルで発揮できないですよね。
もう少し分かりやすく説明してほしいわ
Excelやメール・インタネット検索やYouTube視聴などは「1人前の料理」、本格的な3Dのオンラインゲームや動画編集などは「4人前の料理」って考えると理解できるでしょう。要するに用途(使い方)によって効率の良いメモリ容量を選ぶことが大事なんです。
インターネット検索ならメモリが4GBでも十分ですが、YouTube視聴やEXCELの資料作成などたくさんの作業を同時にやりたい場合は、メモリを8GBなどに大きくすることでスムーズに動くようになります。要するにメモリは作業領域の広さと考えてもOKです。
パソコンのメモリ容量は用途で決めよう!各用途の目安容量を紹介
目安として各用途に最適なメモリ容量を以下の表に示します。ただし、僕のエンジニアとしての肌感覚で決めており正解はないので、ご承知おきください。
メモリ | 用途 | 推奨CPU |
---|---|---|
4GB | ネット検索 ネットショッピング EXCELなど資料作成 YouTubeなど動画視聴 | Intel Core i3 AMD Ryzen3 |
8GB | 軽めの動画編集 Webデザインソフト 軽めのオンラインゲーム | Intel Core i3~Core i5 AMD Ryzen3~Ryzen5 |
16GB | 本格的な動画編集 本格的なオンラインゲーム | Intel Core i5~Core i7 AMD Ryzen5~Ryzen7 |
32GB | オンラインゲームの実況ライブ | Intel Core i7~Core i9 AMD Ryzen7~Ryzen9 |
上記の通り4GBで十分な人もいると思いますが、僕なら長く快適に使えるようどんな用途にでも8GB以上をおすすめします。だって、PCを始めた頃は軽い作業しかしなくても、数年後、子供の成長を撮った動画を編集したくなるとか、誰にだって用途が広がる可能性は十分あるから。
俺、オンラインゲームもやってみたいけど
ゲームにコミットしたい人はさらに注意が必要です。例えば「フォートナイト」や「エーペックス レジェンズ」等のオンラインゲームをやりたいのに、CPUがIntel Core i3やAMD Ryzen3では処理速度が遅くてカクカクした映像になる可能性が高い。もっと深堀するとGPUと言われるグラフィック専用パーツにもこだわる必要がある。とにかくゲーム目的なら高価ですが「ゲーミングPC」を検討しましょう。
ちなみにCPUの知識が全くない人は、こちらの「【比較】やさしいCPU入門!Intel CoreとAMD Ryzenどっちがいいか【初心者向け】」もよろしければご覧ください。
まとめ.オンラインゲームをやらないならメモリは8GBでOK
いかがでしたでしょうか。
今回はPCのメモリについて解説しました。
パソコンとは無縁のパパ・ママさんでも、子供が必要になって購入が必要になるケースはよくあります。そんな時に、本ブログが少しでもお役に立てれば幸いです。
でもやっぱり、普通に使うだけだから4GBか8GBで迷うなぁ
説明してきた内容からお気づきかと思いますが、普通の用途であれば8GBで十分です。4GBでも問題ない用途もあるとは思いますが、4GBで大丈夫って確信できないのであれば8GBを選んでください。
参考に僕が2年程前に購入したノートPCのスペックを紹介します。
- 【CPU】Intel Core i5-8265U
- 【メモリ】8GB
- 【SSD】512GB
あまり容量を使う作業はしていないのでSSDは256GBでも十分でしたが贅沢しちゃいました。
このPCで、大抵のことはYouTubeを流しながら快適に作業しています。ちなみに「エーペックス レジェンズ」も画質設定を下げれば動きましたがオススメはしません。
メモリは8GBあれば十分ね♬
では、お気に入りのパソコンが見つかることを祈っています。
じゃあ、またね(*^^)v